2017年11月9日木曜日

ベネッセの弱点


  
KAZUKIです、

今日は、
「教育ビジネス経営者」紹介シリーズ
の第2弾です。

X-Buddhaで教育ビジネス構築を目指すにあたって
参考になる経営者を紹介します。

「教育ビジネス経営者」には
4つのタイプがあるのですが、
詳しい説明は、先週のブログ記事
をご覧ください。

今回紹介する「教育ビジネス経営者」は
4つ目の「通信教育事業経営者」タイプです。

今回は、「進研ゼミ」で有名な
ベネッセ・コーポ―レーションの
前身である福武書店時代から、同社を事業拡大させた
立役者である、福武總一郎最高顧問です。

私は
人材育成や教育という観点で、
ベンチマークしている企業があります。

例えば、
・マッキンゼー
・リクルート
・ベネッセ
・レゴ

などです。

いずれも、理念やポリシーが明確で
人材輩出企業と言われている企業が
多いです。

マッキンゼーやレゴは外資ですが、
リクルートやベネッセに関しては
日本企業です。

しかも、この2つの会社に関しては、
マイナビ!の女性人材輩出企業ランキング
No1No2です。

「優秀な女性社員輩出企業ランキング」
1リクルート
2ベネッセ
3日本IBM
P&G
5資生堂
6トリンプ
6インテリジェンス
8パソナ
8花王
8マッキンゼー

女性起業家が出てくる会社として
リクルートとベネッセであり。

今、教育業界の勢力争いの
2強がこの2つの企業です。

リクルートは、教育ビジネスというより
就職や進学などの媒体屋さんのイメージがありますが、
「スタディアプリ」というオンライン教育事業を
強力に推し進めていています。

ベネッセは、進研ゼミをWeb化した
「進研ゼミ+(プラス)」というサービスを
打ってでたときに、

リクルートは、対抗馬として「スタディサプリ」
というWeb教育事業に乗り出したのです。

結果として、ベネッセの顧客情報流出問題や
アラカルト方式で低単価の「スタディサプリ」
に現状は軍配が上がっている状況です。

教育ビジネスを本気で考えている人は
ひとまずこの2強の動向については
押さえていた方がいいでしょう。

ちょっと、話がずれたので
元に戻します。

ベネッセの中興の祖である
福武總一郎さんは、福武書店を創業者で父である福武哲彦さんから
引き継ぎ、その事業を一気に日本のトップ教育企業にまで
育て上げます。

通信教育から、学校教育事業の成功から、
1990年代に入ると、

ベルリッツの買収による英会話事業
「たまごクラブ」「ひよこクラブ」などの出版事業
介護事業、学習塾事業

など教育事業の幅を一気に広げて
一大教育コングロマリットを形成していきます。

このようなベネッセグループの成功に際して、
キーポイントとなったのが、
「進研ゼミ」の成功、そのブランドの確立です。

赤ペン先生に添削してもらったことが
ある人は多いでしょう。

「進研ゼミ」が他の通信教育と一線を画したのは
あの赤ペン先生という「添削・フィードバック」
システムです。

実際に赤ペン先生の添削を受けたことがある
人は知っていると思いますが、
恐ろしく丁寧でマメな添削やコメントをつけて
返してくれるのです。

あれだけの労力をかけて、能力のある
赤ペン先生を労働集約したシステムで
なぜ利益が出るかと思うのですが、

そこには仕組みがあります。

実際、進研ゼミをやっていても
赤ペン先生に定期的に「宿題」を送る生徒が
ほとんどいないからです。

あなたも経験あるかもしれませんが、
最初に1回、よくて数回は頑張って宿題を
送るのですが、毎回きっちり宿題を赤ペン先生
に送る生徒は実はほとんどいないのです。

もし100%すべての宿題が送られてきたら
恐らく赤ペン先生は賃上闘争を起こすか、
ベネッセのあそこまでの成功はなかったでしょう。

ただ、
この赤ペン先生の「添削バリュー」は
ものすごい高付加価値だったということです。

X-Buddhaを学ぶと分かりますが、
学習と教育における、最重要ポイントに
「フィードバックをする」
というのがあります。

ある意味、適切な教育、学習プログラムは
適切な「フィードバック」によってなされるのです。

進研ゼミは、この法則、原理を理解した上で
赤ペン先生というシステムを思いついたのかは
定かではありませんが、
他の通信教育会社と一線を画す
クリティカルなサービスとなったことは間違いないです。

実際、リクルートの「スタディサプリ」が
月額1000円未満に対して、
「進研ゼミ」が月6000円程度するというのは
この添削サービスによるところが大きいのです。

ただ、
今は「お手軽・カンタン」が
ウケる時代なのでしょう。

添削サービスには値段ほどの価値を
感じられていないのがベネッセの今の苦戦している
理由でしょう。

さらに、
Web化して効率化されたことによる
コスト増もあります。

昔の赤ペン先生は、
・紙に答案を書いて
・封筒に入れて
・ポストに投函
という非常に面倒な手続きが必要でした。

ところが、今の「進研ゼミ+」は
完全Web対応なので「クリック」するだけで
答案を送れるシステムになっています。

その為、「赤ペン先生」に対する
負荷がかなりかかっているでしょう。

それがリクルートとの価格差
に現れているということです。

ですので、
「添削サービス」で一大教育事業を築きあげた
ベネッセは、その「添削サービス」がゆえに
苦戦しているという、

いわゆる「イノベーションのジレンマ」に
陥っていると言えるでしょう。

最高顧問に退かれた福武總一郎さんは
敏腕経営者といわれる原田泳幸さんにバトンを
渡した途端の情報漏洩問題勃発で、
窮地に立たされたベネッセを
再び「イノベーション」できるか注目です。

今回、教育事業会社最大手のベネッセの
モデルを取り上げましたが、
私たち「教育ビジネス経営者」を目指す者が
参考にできる点があるとしたら、

「添削サービス」=生徒へのフィードバックを
をどのようにサービスに組み込むか、
価格とのバランスをどう考えるかです。

アイデア次第では、
進研ゼミのようにブレイクスルーすることも
できると思いますし、
一歩間違えると自分で自分の首を
締めることにもなる諸刃の剣でもあります。

ただ、間違いなく言えることは、
「教育」を考える時に
「フィードバックの質」は教育者にとっての
最大のフォーカスポイントだということです。

このあたりの教育メソッドや理論については
X-Buddhaで深く学ぶことができます。

それでは、
今日も一日がんばりましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿