こんにちは、かずきです。
今日は、トム・ピーターズの話をします。
トム・ピーターズは、
私が最も好きなコンサルタントの一人です。
今でこそ、
マッキンゼーの卒業生（出身者）が
書いたビジネス本が本屋に並び
経営コンサルタントという仕事が
認知されてきました。
プロブレム・ソルビング・アプローチ
問題解決法
といって、マッキンゼーやBCGなどの
ファームと呼ばれる
外資系コンサルタントが
日本でも活躍するようになりました。
このコンサルタントという仕事を
日本で導入した経営者が
元日本のマッキンゼー支社長であり
日本のコンサルの草分け的存在の
大前研一さんです。
私も、アメリカのビジネススクールを
いってコンサルタントを目指していたのは
大前さんの影響がかなり大きかったですし、
企業参謀をはじめとした著書は
ほとんど全て読みました。
その中で、彼が最も尊敬する
同僚のコンサルタントとして紹介していたのが
今回紹介する、トム・ピーターズです。
トム・ピーターズさんは
「エクセレント・カンパニー」という
当時の一流企業がなぜ成功したかを分析した
本が世界的に大ヒットして有名になりましたが、
私が好きな彼の著書は別の本です。
日本語のタイトルでは、
「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦」
三部作といわれ
〈1〉ブランド人になれ！
〈2〉セクシープロジェクトで差をつけろ!
〈3〉知能販のプロになれ!
の3冊です。
この本が出たのは、2000年前後。
SNSやブログもない時代、
インターネットもやっと出だした時代に
「ブランド人になれ！」と言ったのです。
今でこそ、フリーランス、個人事業主として
パーソナルブランドを確立して
仕事をしていくことが当たり前になりましたが
当時としてはかなり最先端の、先見の明の持ち主でした。
あのダニエルピンクが
「フリーエージェント社会の到来」という本を
出したのが2001年ごろなので、
ある意味、最先端を行っていました。
ブランド人になれ！といっただけでなく、
アップルがiphoneを出して世の中を席巻する前の
段階で、「デザインが会社を変える」
「デザインを最高経営会議の最重要テーマとして扱え！」
といって、その重要性を強調しました。
後に「デザイン魂」という本を出されています。
この本もおすすめです。
それ以外にも、女性が市場の主役になる。
女性に対するマーケティングを研究せよとか、
「美しいかどうか」が重要である
とか、
当時のロジック中心の問題解決アプローチに対して
アートの視点を融合しながらも
ダイナミックな経営手法、マインドセットを
常に提案し続けたコンサルタントでした。
日本では、その後、
ピーター・ドラッガーが
経営者の先生として有名になりましたが、
同じピーターでも、
私は、トム・ピーターズが
かっこいいと今でも思います。
先に紹介した
サラリーマン大逆襲3部作は
本当におすすめで
どの本にも50個の
具体的なアクション提案がのっているのですが、
どれも、実践するのが超難しく、
でも、それやったら仕事の質や人生の質
が大きく変わるだろうとおもわせてくれるものです。
とても50個も実践できるものではないですが、
一冊の小さい本にこれらの
アクション・アプローチが所せましと詰め込まれている
本は他にないと思います。
余談ですが、英語の原著で読むより
日本語の本の方がわかりやすいです。
訳者の仁科和夫さんの意訳が
本当に素晴らしいのです。
この3部作のなかで、
特におすすめなのが、
2冊目の赤い本
「セクシー・プロジェクトで差をつけろ！」
です。
私は、この本で、「仕事」に対する
考え方が変わりましたし、
「どんなつまらない仕事」も
「すごい仕事」に変える事ができる
と感じさせてもらいました。
同時に、
コンサル時代、
「プロジェクトベース」の仕事を
していましたが、
「プロジェクト」の始め方、
育て方、そして終わらせ方
の本質を学ぶことが出来る本は
この本をおいてないと思います。
PM（プロジェクトマネジメント）の本
はたくさんありますが、
血の通ったプロジェクトを起こして
それをやり遂げる方法を書いた本は
この本以外にみたことがありません。
ここ数年、仙人さんの音声や教材で
学んでいて感じるのが、
2000年ごろ、トム・ピーターズの本を
読んでワクワクしていたのを思い出すことです。
その考え方のダイナミックさや
斬新さが同じような温度・熱を感じるのと同時に
何か、無駄なものをすべてカットして
重要なもの、レバレッジが聞く部分にフォーカスしている
ところがものすごく似ているのです。
例えば、
トム・ピーターズは、
自身の名刺のデザインをものすごい時間と労力を
考えて、最後に生み出したのが
「！」
という一文字で、自身をシンボル化しました。
シンボルの重要性は
仙人さんもどこかで語られていましたが、
その思考法や思考の型が極めて似ているし、
また、その先見の明というか
先を見るビジョン力がほぼ同じです。
今から20年前であればトム・ピーターズは
未来予測を本の形した人ですし、
今でいうと、仙人さんが
最も未来が見えている人の一人で
間違いないと思います。
トム・ピーターズさんは
最近ではあまり本も出されないですので、
今であればフォローする人を選ぶとしたら
まず仙人さんは外せません。
仙人さんの教えを聞きたい場合は、
まずは、仙人さんの渾身の作品でもある
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