ディズニーにを超えた男

こんにちは、かずきです。

　

今日は、コピーライティングに役立つ

本の紹介をします。

　 　

今回紹介する本は、

　 

「確率思考の戦略論」

ＵＳＪでも実証された数学マーケティングの力

 　

という本です。

　 

前回同様、動画音声での解説もあるので、チェックしてください。

　 　

この本の著者の森岡毅さんは

関西の最大テーマパーク

ユニバーサルスタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）

のＣＭＯ（チーフ・マーケティング・オフィサー）で、

　

低迷していたＵＳＪを

５年で年間集客７３０万人から１３９０万人まで

Ｖ字回復させたマーケターです。

　

更に、

２０１４年１０月の月別集客数が１７５万人となり、

東京ディズニーランドの同月集客数を抜いて

集客日本一のテーマパークになりました。

　

瞬間最大風速ではりますが、

マーケティングの力であのディズニーを超えたのです。

　

通常、大企業で用いられるマーケティングは

その規模や体力面から言って、

仙人さんをはじめとするダイレクト・レスポンス・マーケティング

とは全く違ったもので、

　

何百億円単位の予算を投じて、ＴＶＣＭなど

イメージ広告主体で行うもので、

個人事業や小規模経営のアプローチとは違って

使えないというのがマーケティング業界の

常識となっています。

　

しかしながら、

この本では森岡氏がＵＳＪを用いた

マーケティングの手法や考え方は

仙人さんのコピーライティングの考え方

と重なる部分があったのです。

　

もちろん、

・予算４５０億円

・認知度１００％達成

など、個人規模で使うＷｅｂマーケティングの

範疇をはるかに超えた話もありましたが、

　

「仙人さんと、本質的に一緒だ！」

　

と膝を打つ箇所がいくつもありました。

　

中でも、

仙人さんは、

コピーライティング＝心理学Ｘ数学

というマインドセットを話していますが、

　　

森岡氏も同じく、

マーケティングは心理学と数学の掛け算である。

と全く同じことを書いていました。

　

また、

仙人さんは、１４年間のコピーライターとしての

実績の中で、出すセールスレターはほとんど億越え、

連戦連勝なのですが、

　

森岡氏も、同じです。
　

　

本から一部引用すると、

「2010年の入社以来、2016年が明けた現在までの、私（森岡）のマーケターとしてのＵＳＪでの通算成績は、64打数63安打、打率9割8分4厘、本塁打率は51％です。・・・・・・何年にもわたって成功確率98％のようなことは偶然では起こり得ません。当然ですが、タネも仕掛けもある話です。私は不思議な魔法を使っているのではなく、単純な話、勝てる戦いを探しているだけなのです。」

「勝てる確率の低い戦いはできるだけ避けて、勝てる確率の高い戦いを選んでいるのです。」

明確な戦略と意思の元、完全にコントロールして結果をたたき出しているのです。

もちろん、ここに至るまでに、仙人さんも森岡氏も

数多くの失敗と経験を経て、編み出した方法論やマインドセットなのですが、

そこに驚くほどの共通点があることが、

それが本物として輝いている証拠だと思います。

　

　

他にも、

仙人さんは、人間の欲の深い部分、深層心理を掘り下げていくのですが、

森岡氏も、資本主義の世界を形作っている本質は、「人間の欲望」であり、

市場構造を決定づけているＤＮＡは、「消費者のプレファレンス」である。

と言い放つ部分が全く同じなのです。

　

コピーライティング養成講座第一回目のマインドセットで紹介した、

　

「魚になる」

　

とは、

　

お客さんの気持ちになる、お客さんの現実を理解する

　

という事でしたが、

森岡氏の「消費者のプレファレンス」であるということです。

　

このように、結果を出し続ける二人の共通点が

冒頭から目白押しの本書ですが、

　

極め付けは、

　

森岡氏が、ブレークスルーする契機となった、

「ハリー・ポッター」テーマパークの認知度

を高めるための奇策が

　

「本を書く」！

　

というものでした。

　

一冊の本を書くことによって、

これまで敬遠していたメディアが一気にＵＳＪの取材

に駆けつけたことがきっかけに

大成功したのでした。

　

もちろん、本だけではなく

さまざまの施策やＰＲ、広告があっての

ＵＳＪの成功ではありましたが、

この「本を書く」というアクションが

なければ、おそらく同じ結果にはなっていなかったでしょう。

　

仙人さんの教えを学ぶと、

　

「本」＝「セールスレター」

　

であるとわかります。

　

このことから、

森岡氏は、一級のマーケターでもあり

コピーライターだという事でしょう。

　

この本は、そういう意味で本当に勉強になり

為になる本です。

　

しかしながら、

この本には、重大な問題点があります。

　

それは、ひとつに、

数学の事がたくさん書いてあって、単純に難しいのです。

　

読んでいるうちに「すごいな」とは思うのですが、

実際に自分がどうすればいいかと考えると

「？」となりアクションに落とし込めません。

　

また、もう一つの問題点は、

やはり企業規模が大きすぎて、

個人のマーケティングやコピーライティングでは

どう使っていいのかわからないという点です。

　

一方、

仙人さんから、マーケティングやコピーライティングを

学んで、本質的なマインドセットを学んだ後で、

この本を読むと、すごいことに気付きます。

　

仙人さんが教えている

コピーライティングは、個人が使う手法の域をはるかに超えて、

それを発展的に使えば、ＵＳＪのような数百億円ビジネスにも

つながるんだと実感できることです。

　

仙人さんの教えを、自分にできるところから始めて、

少しずつ、日々進化していくことで、

大きな成長、大きな市場も相手にしていくことが

できるという確信が得られます。

　

今回の「本」＝「セールスレター」という

考え方については次回以降、もう少し詳しく話します。

　

仙人さんの考え方を盗み見るには、

仙人さんの講座を受けてみるのが一番の近道です。

　

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